他業界・他業種から未経験でコンサルティング業界に転職する方法を具体的な7ステップで解説

この記事では、他業界・他業種から未経験でコンサルティング業界に転職する方法を、私の体験談に沿って紹介します。経験もないのに、とても人気が高く狭き門であり、しかも優秀な人ばかりが集まるコンサルティング業界に転職するなんて無理なのではないか?と思ってしまいますよね。でも、ステップを踏んで着実に準備をすれば未経験でも転職は可能なのです。下記のステップを実践して、憧れのコンサルティング業界への転職に成功しましょう。

ステップ1. コンサルティング業界に関する本などで情報収集

コンサルティング業界と一口に言っても、その種類は様々です。

主なものには、戦略系ファーム、ITファーム、会計ファーム、総合ファームなどがあります。また、外資系ファームなのか日系ファームなのかという違いもあります。規模も大きいところから少数精鋭でやっているところまであります。

実は、私は初めは憧れだけで「コンサル業界に入りたい!」と思っていました。でも、業界について書かれた本を読むことで業界の成り立ちを理解でき、どのファームでどんな仕事がなされているのか具体的に分かるようになりました。また、有名ファームについて各ファームの特徴を知ることもできました。ただの憧れだとなかなか行動を起こす意欲がわかないものですが、具体的に何が行われているのかを知り、その中でも自分は何がやりたいのかがはっきりすると転職活動を開始するモチベーションが上がります。そして、この記事で紹介している転職成功へのステップも意欲的にこなしていけるはずです。

インターネットから情報を得るのも良いですが、きちんと本を1冊購入して、コンサルティング業界について体系的に漏れなく学ぶことをおすすめします。ここで得た知識は、転職活動中だけでなく、晴れて希望のファームに入社後の業務でもきっと訳に立つはずです。

ステップ2. コンサルティングファーム開催のセミナーに参加

コンサルティングファームが開催しているセミナーには、未経験者向けのものも数多くあります。20代であれば特に、「第二新卒向け」のものが役立つでしょう。

セミナーでは、そのファームの業務の概要を知ることができます。

  • 戦略系なのか ?会計系なのか?IT?総合?、、、?
  • プロジェクトは国内が多いのか?海外が多いのか?
  • 政府系案件が多いのか?金融系?事業会社?、、、?
  • 各プロジェクト規模は?
  • 社風は?
  • 、、、等

セミナーに出ておけば、戦略系ファームに行きたいのに、いざ面接に行ったら実はIT系のファームだったというような間違いは避けられるでしょう。

また、そのファームの社風も重要です。どのファームでも必死で働くことが前提とされます。そのファームで実際に活躍するコンサルタントに会い直接話を聞くことで、自分もそのチームの一員として全力でやっていけるか考えてみましょう。

ちなみに、志望度の高いファームのセミナーであれば、能動的に質問をするのも良いと思います。私は、入社後にパートナー(コンサル業界でのポジションのひとつ。非常に高い役職)から、「セミナーで質問しに来てた子だね!」と言われました。覚えてもらったお陰で、プロジェクトにアサイン後そのパートナーによく気にかけてもらえました。

ステップ3. 転職エージェントに登録

転職エージェントに登録しましょう。

転職エージェントには、個別ファームのセミナー等では直接聞けない情報がたくさんあります。メールで求人情報を紹介してもらうだけでなく、必ず面談に行きましょう。

  • ファームごとの特徴比較
  • 年収
  • 詳細な社風(職場の雰囲気、カルチャー、ときには要注意ポイントが聞けることも)
  • 平均勤続年数
  • 、、、等

転職のプロならではの情報もたくさんあります。ジョブマーケットの動き、例えば大規模採用を計画中のファームの動きなども正確に知っています。また、どんな人材を探しているかを細かくファームから聞いているため、自分に合ったファームが見つかる可能性もあります。

ベンチャーとして小規模でニッチなエリアのコンサルティングを行っているファームが見つかることもあります。こういうファームは、意外と給料やボーナスが良かったり、急成長が見込めたりします。まかされる仕事の裁量が大きく、コンサルタントとしての醍醐味を活かせるというのもポイントです。

転職エージェントに登録する大きな利点のひとつは、応募するファームとエージェントの信頼関係を利用できることです。エージェントにきちんと推薦してもらえるよう、エージェントとの面接の際はただ登録に行くだけでなく、目的意識を持って準備し、意欲的な姿勢で臨むことが大切です。

ステップ4. 海外経験を付ける、英語力を上げる

外資系ファームであれば言うまでもなく、国内ファームでも、英語能力が求められます。また、国際的な環境でも柔軟に対応できるコミュニケーション能力が重視されます。

よって、コンサルティングファームは全般的に海外経験がある人材を好む傾向にあります。できるだけ海外経験を付けましょう。海外の大学を卒業していると有利ですが、そうでなくても、語学学校に通ったり、数ヶ月間以上の長期滞在といった経験でもポイントアップになるでしょう。

海外経験がなくても、語学学校や独学で英語を勉強して英語力を付けておきましょう。高得点のTOEICなどでアピールできます。次のステップ5で説明する筆記試験に英語テストが含まれていることも多いので準備をしておいて損はありません。

英語が話せないと絶対に採用に至らないわけではありませんが、そのために入社後に肩身の狭い思いをしている方たちを見てきました。いざ転職後は業務に精一杯で語学習得に時間を割くのが難しくなります。今のうちに準備しておきましょう。

ステップ5. 適性検査の準備

適性検査には、能力を見る筆記テストやWebテストと、性格や行動特性を見るテストがあります。

性格テストについては正直に答えるのがベストだと思いますが、能力テストはしっかり準備していきましょう。

コンサルタントとして業務をこなす能力があるか調べるテストですが、知能テストに似ています。論理的思考力や数学力がチェックされます。

「東京都内にコンビニはいくつありますか?」といったような問題が出されることもあります。これは、正確な答えを知っていることではなく、回答に至るまでの経緯を論理的に説明できることが目的です。問題集などで練習しておくと安心です。

(ちなみに、ある有名外資系ファームの筆記試験では、もっともっと複雑で市販の一般的な問題集とは比べ物にならないような問題が出て、歯が立たなかったことがあります。一夜漬けではなく、常日頃から論理的思考力を鍛えておく必要がありますね。)

ステップ6. 転職エージェント経由で応募、または直接応募

興味のあるファームがみつかったら、いよいよ応募段階です。

転職エージェントに紹介してもらったファームにはエージェント経由で、ファームのウェブサイト等で自分で求人情報を検索した場合には直接応募します。

応募には、(1)学歴と職務経歴を記した履歴書と、(2)志望動機書が必要です。重要なのは志望動機書です。特に、未経験者がエージェントを介さず直接応募する場合は、志望動機は入念に準備する必要があります。抽象的であいまいな志望動機ではスルーされてしまいますので、ファームの人事担当者の目にとまりやすいようにしっかりした志望動機を書きましょう。

そのためにも、上で紹介したステップ1~3で本・セミナー・エージェントからの情報収集により、なぜコンサルタントになりたいのか、なぜそのファームを選んだのか自分でも明確にしておくことが大切です。

まだ一度も転職エージェントと会っていない場合は、応募前にエージェントに会っておくことを強くおすすめします。本当に有益な情報は、自分でパソコンの前に座って検索しているだけでは手に入りません。その道のプロの力を借りましょう。

私は複数のエージェントに登録しました。

ステップ7. 面接試験準備

最後の関門である面接試験を突破するため、下記の準備を行ってください。

(1) 見た目を整える

実際にコンサルティングファームで言われていたことですが、コンサルタントは見た目が重視されます。

ひどいようですが、クライアントに信頼されてなんぼという世界ですから、見た目は本当に大事なのです。できるだけ上質に見えるスーツを準備し、動作や話し方もきびきびと賢そうに見えるように心がけましょう。

(2) 前職についての説明を考える

コンサルティング業界が未経験でも、前職や過去の経験をどのように活かせるのかを説明できるようにしておきます。面接官(上司コンサルタントとなる場合が多い)を納得させられるだけの説明ができますか?未経験者は、とにかくポテンシャルを買ってもらうことが重要なので、論理的な説明を準備しておきましょう。

(3) 志望動機をブラッシュアップ

面接官はしばしば「コンサルって大変だよ。どうしてわざわざ泥臭くて、勤務時間も長いような職種に応募するの?」というような質問を投げてきます。

そんな時にも慌てないため、応募時にも書いた志望動機についてさらに深く考えてまとめておきます。

質問には毎回、簡潔に、そして明確に答えることを意識します。

面接は1回だけでなく、何度も行われることがほとんどです。選考が進むと雑談のような面接の場合もありますが、気を緩めていると突然クリティカルシンキング力を計るような質問が飛んできたりします。毎回、入室から退室まで全てが自己PRの場だと思って気を引き締めてのぞみましょう。

終わりに

この記事では、他業界・他業種から未経験でコンサルティング業界に転職する方法を、7ステップにして紹介しました。

ステップ1. コンサルティング業界に関する本などで情報収集
ステップ2. コンサルティングファーム開催のセミナーに参加
ステップ3. 転職エージェントに登録
ステップ4. 海外経験を付ける、英語力を上げる
ステップ5. 適性検査の準備
ステップ6. 転職エージェント経由で応募、または直接応募
ステップ7. 面接試験準備

あなたに経験がなくても、この7ステップを着実に踏んでいけば、憧れのコンサルティング業界への転職は夢ではありません。転職成功を応援しています!