香港生活7年目。移住者が語る香港移住のメリット13個

なんで香港に住んでいるの?

という質問をしょっちゅう受けます。

あまり香港のことを知らないと、文化レベル低そうとか、不便で大変そうとか、中国人に囲まれてそうとか、勝手な想像をされがちなのですが、本当の香港は、そんな想像とは大違いです。

私も含めて、実際に香港に住んでいる人たちの多くは、香港ほど住みやすい都市は他にないと思っています。

分かりやすいように、ポイントをこの記事にまとめてみました。

香港が住みやすいなんてウソだと思ったらあなたも香港に来て、確かめてください。

1、日本社会の変なルールに縛られて消耗しなくてよい

香港は、「何でもあり」の国です。

人々は自由で、自分のやりたいようにやっいるし、生きたいように生きています。

それで文句を言われることはありません。

もし文句を言われても、みんながお互いに好き勝手しているので、テキトーに言わせておけば大丈夫です。

だからストレスフリー

他人の目なんて誰も気にしていません。

日本社会にあるような、独特の不文律とか、「秩序を乱すことは悪」というような変なルールはありません。

あなたも、香港に来たら、日本社会の厳しいルールに神経をすり減らす必要はなくなります。

余計なことに労力を使わないので、疲れなくなりますよ。

疲れないどころか、自分の好きなように自由に生きることで、元気100倍、エネルギー全開になれます。

日本社会に生きにくさを感じてしまったら、一度香港に遊びに来てください。自由っていいですよ。

2、家事は一切やらなくてよい

家事_20180615

香港の人々は、家事を全くやりません。

家事は、メイドにやってもらうから。

メイドを雇うなんて、日本ではごく限られた富裕層のみに許された贅沢ですが、港では、メイドを雇うのが当たり前なのです。

誰でも雇っています。

あなたも、簡単にメイドを雇うことができます。

もう、家事は一切やらなくて大丈夫。

ちなみに、一般庶民である我が家にもメイドがいます。

掃除、洗濯、アイロンがけ、料理、皿洗い、、、以前はすべてにおいて夫婦喧嘩が勃発していましたが、もう安泰。

香港移住前は、散らかし放題の夫にしょっちゅう爆発しそうでしたが、今では私も、「最後に自分で掃除機をかけたのは何年前かなぁ???」というレベルです。

家事のことで夫婦喧嘩が起こることはありえません。

「ちょっと待ってよ、うちにはそんなお金ないよ。」なんていう心配は不要です。

香港ではメイドはとても安いのです。

政府が定めている最低賃金は、月額4,410香港ドル。

日本円にして6万円ちょっと(2018年現在)。

なんとこれで住み込み。休みは日曜と祝日のみ。

実際にはこれに食費などがかかりますが、一般人にも出せる額ですよね。

一切家事をしなくてよいなんて、一度でもこの生活をしてしまったら、もう元には戻れませんね。。。

メイドに子どもの世話までしてもらえる

メイドは、正式にはforeign domestic helper(ドメスティックヘルパー)と呼びます。メイドというのはなんだか響きが良くないので、香港では「ヘルパー」と呼ぶ人が多いです。(「あまさん」と言う人もいます。)

そして、子供がいる家庭のメイドは、「ナニー」や「アンティ」と呼ばれます。

ナニー、アンティたちのメインの仕事は、子どもの世話。

幼稚園や学校への送り迎え、習い事の付き添い、着替えや食事の手伝い、寝かしつけなどなど。

母親はとても助かります。

ワーキングマザーも全然苦しくありません。(むしろ、働きに出るほうがラクだと言う人が多いです。良いか悪いかは別として。)

育児における雑務は人に任せて、母親は、宿題、しつけ、勉強、友達との信頼関係の築き方など、自分が大切だと思う部分に注力できます。

子どもが複数いる家庭には、ヘルパーも複数いたりします。

母親は、自分の時間を持つことができます。

ヘルパー制度には、母親が「母親化」することなく、女性であり続けられるというメリットもあります。

3、税金が安い

税金をなるべく安くすまそうとする考えは、日本人としてせこいと思っています。

でも、何とかして節税しないと、今の日本の重税のもとではまともに生きていけないですよ。。。

多くの富裕層は税金対策のために香港へ移住してきますが、税金対策として香港に住む意味があるのは、なにも富裕層に限った話ではありません。

わたしも、香港に住んでいる大きな理由のひとつは税金が安いからです。

私のような一般庶民にも、香港の税金の軽さはじゅうぶん効いてきます。

香港の税金はどれだけ安いの?

香港の税金は日本と比べ物にならないくらい安く、所得税の課税率は最高でも17%です。

日本の最高課税率は45%ですから、香港の税率はとても魅力的ですね。

ちなみに、自営の場合などは法人税がかかりますが、法人税の税率は16.5%です。日本の法人税の実効税率は30.86%なので、会社の経営者にも魅力がありますね。

また、驚きなのは、株や投資信託への投資で得た利益には、税金がかからないこと!

なんと税率ゼロ%。

日本では、利益の20.315%を税金で取られてしまうことを考えると、信じられないほどです。

香港には相続税や消費税もありません。

これが、香港がタックスヘイブンと呼ばれるゆえんです。

Tax Rates of Salaries Tax & Personal Assessment(所得税率と個人評価)

高齢化で大赤字の日本では、ますます国民の税負担はますます重くなるばかり。

どんなにがんばっても、これでは一向に暮らしが良くならないどころか、がんばればがんばるほど課される税金が多くなり、不公平感がつのるばかり。

賢い人たちは、すでにタックスヘイブン香港への移住を果たしていますよ!

(私は賢くはないですが、賢い人たちに教えられて、香港への移住を選択しました。)

ちなみに、日本国内に不動産などを持っている場合、ちゃんと固定資産税や都市計画税を払わなくちゃいけないです。家賃収入があれば確定申告も忘れずにっ!

4、人や物事に寛容になる

香港では、なかなか物事が思い通りには進みません。

人も、ビジネスも、日本のような完璧主義で動いていないので、80%くらいでよしとするからです。

例えば、何かのサービスを依頼するにしても、日本のようにきめ細かいサポートはありません。

そもそも予約していた日時には来ませんしね。

依頼内容のみをたんたんと行って、サッサとお金を徴収して、軽くお礼だけ言って帰っていく感じです。

で、後で確認すると、ちょっと期待と違った仕上がりになってたりする。

レストランでは、デザートから出てきたりします。

スーパーやコンビニでアイスを買ったら、明らかに一回溶けている形跡があったり。

時間指定でデリバリーしてもらった商品が、時間通りに来ることもないしね。

これが続くと、人は慣れていくもので、「でもまあ、怒るほどのことでもないし、いっか、、、」となっていくのです。

人にも、物事にも寛容な自分のできあがり。

5、自然に囲まれている

あまり知られていないですが、香港は自然に囲まれています。

政府がしっかり管理しているため、どこにでもビルを建てられるわけではなく、山には深い森がしっかり残っています。

そのため、ちょっと友人の家に遊びに行く途中に通った山道でイノシシに遭遇するなんてことも珍しくありません。街の中心部から車で10分とかの場所ですよ。

この記事を書いているパソコンの横の窓から見える木にも、しょっちゅうリスが登っています。

香港で人気の趣味のひとつは、ハイキング。

3時間くらいのトレッキングコースもいたるところにあります。

香港はビル群に埋もれているイメージの方が多いでしょうから、意外ですよね。

それと、香港って、香港島とか、ラマ島とか、そういった島たちと、九龍半島でできています。だから、周りは全部海。

そう、香港じゅうにビーチがあるのです。

汚くないの?とか聞かれますが、日本のビーチだってそんなにきれいなわけでもないし、香港でもちょっと田舎の方まで行けば、とっても綺麗で潮干狩りまでできるようなビーチもあるんですよ。

ビッグウェーブベイビーチというビーチには名前の通り大きな波がきます。だから、サーフィンだってできちゃうんです。

街中から30分でサーフィン!(わたしはできないけど)

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6、インターナショナルな教育を子供に与えられる

香港はとても国際的な都市です。

2016年国勢調査によると、人口の8パーセントは中国人以外。内訳は、東南アジア人、欧米人、日本人、インド人などなど。

この数字は香港全体の数字であり、中国に近い地域も統計に含まれています。だから、実際はもっと外国人割合が多いように感じます。

外国人に好まれる居住エリアや、香港の中心であるセントラルなどでは、半分くらいが外国人のような気がしますね。

当然、子どもたちも外国人割合が高くなります。

インター校が多い

ですから、香港にはインターナショナルスクールがたくさんあります。

日本だと、子どもをインターの学校に入れるなんて特殊なことですが、香港ではごく普通のことです。

むしろ、日本人を含め外国人親の家庭では、ほとんどの子どもがインターの学校へ通います。

インターの学校では様々な国の子どもたちが一緒に過ごしています。

小さな頃から国際的な幼稚園や学校で学べるので、国際感覚が身に付きます。

これは、将来どんな国に住むことになっても必ず役に立ちますね。

環境自体が国際的

香港には外国人の子どもたちが多く、わたしの住むマンションの子どもたちも、半分くらいが外国人です。

毎日、家から一歩外に出るだけで、いろいろな国の子どもたちと一緒に遊ぶことができます。

香港の子どもたちは生まれた時から国際的な環境の中で育つので、国の数だけ異なる文化があることをよく理解しています。

相手の文化を認め合うことについては、大人顔負けです。

これからの国際社会で活躍していくのは、そんな環境の中で育った子どもたちだと思います。

外国語が身に付く

英語は子どもたちの共通語ですので、香港に住んでいれば間違いなく身に付きます。

それに加え、中国語も話せるようになる可能性があります。

香港では、ローカルの学校でも、インターの学校でも、中国語を重点的に学ぶようになってきています。

ここで言う中国語とは、香港で広く使われている広東語ではなく、北京語(マンダリン)のことです。

時代の流れはどんどん中国に移っています。次の世代は、中国語ができるかどうかが成功を左右すると言う人も増えています。

英語は当たり前に話せる。中国語が話せる。日本語など、親の言語も話せる。そんな、バイリンガルやトリリンガルが普通にどこにでもいるのが香港です。

あなたのお子様がトリリンガルになって世界に羽ばたくのも夢ではありません。

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7、幅広いタイプの友達と、濃い付き合いができる

日本に住んでいたら、付き合う友達のタイプは限られてしまうと思います。

地元の友達、大学の友達、同じ出身地の友達、職場つながり、同じ趣味の友達、など、自分と同じような属性の人たちとばかり集まってしまうからです。

ところが香港では日本人の数自体が限られているので、出会った日本人とは皆けっこう仲良くなります。

そうすると、自分とは全く違うタイプの人と友達になれることが多いのです。

日本にいたら、おそらく出会うことはなかったような人たちと。

それに、香港の酸いも甘いも共有しているから、仲間意識も芽生えます。

しかも、日本人社会がせまいおかげで、けっこう濃い付き合いができるのです。

これは、想像していなかった収穫ですね。

8、地震がない

香港には、地震がありません。

正確に言うと、香港を震源地とする地震はないということですが、実際に過去100年以上、地震による被害者はゼロです。

100階まであるような高層ビルが立ち並ぶ香港、中にはボロボロのビルもありますが、それでも大丈夫なのです。

香港に地震がない理由は、香港は強固な岩盤でできていて、プレートの境界からも遠いからだそうです。

地震におびえて暮らす必要がないというのは、日本人にとっては非常に重要なポイントではないでしょうか。

9、新たな外国語を習わなくてよい

海外に移住するとなると、その国の言葉を身につけなくてはなりません。

スペインならスペイン語、フランスならフランス語、タイならタイ語、というように。

でも、香港なら英語ができればまず困ることはありません。

これって、海外移住を考える人にとって、けっこう重要なファクターではないでしょうか。

わたしは香港に住み始めて6年以上が経過したのに、恥ずかしいことに広東語も中国語(北京語)も全然話すことができないのですが、一度も困ったことはないです。

(ビジネスをしたい方は、もちろん中国語も学んでおきましょう。)

10、社会が子どもを大切にしてくれる

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意外と知られていないのですが、香港人や大陸の中国人は、子供が大好きです。

子どもをとても大切にします。

中国には1人っ子政策があったので、子どもたちには希少価値があるのでしょうか。

日本の子どもたちだって、現代日本の超高齢化社会において希少価値のかたまりのはずなのに、なぜか日本社会は子どもに対する風当たりが強すぎますね。

はっきり言って、子連れでの日本への帰省は怖すぎます。

電車やレストランなんて無理です。

日本では、公園や幼稚園の周りでさえ、子どもたちの騒音へ苦情があると聞きます。

日本に帰省するたび、子どもが子どもらしくあることを許されない社会なのだなぁと思います。

それに対して香港では、公共の場でうるさくしたり走り回ったりする子どもに対しても、周りの大人たちは温かい目で見守ってくれます。

子どもとはそういうものだ、と社会が認めているのです。

だから、香港の子どもたちはのびのびと成長できます。

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11、治安が良い

日本人は平和ボケしているため、海外ではスリなどの一番の標的ですね。

日本人が大好きなパリやローマでも、窃盗などを企てる現地人にとっては良いカモ。財布やスマホを盗まれたというような話が後を絶ちません。

私も、イギリス、フランス、イタリアなど主要国ではたいてい盗難被害を経験しています。

でも、香港にはもう6年以上住んでいるというのに、一度も被害にあったことはありません。

先日も、混みあったバーにiPhoneを忘れてきましたが、1時間後くらいに気付いてあわてて取りに行ったら、無事みつかりました。

これがもしパリだったら1分でアウトでしょうね。

香港は、とても治安が良い都市なのです。

他に、海外で非現地人が被害に遭いやすいのは、世界共通で存在するぼったくりタクシーですが、香港では聞いたことがありません。

凶悪犯罪もほとんどありません。

アメリカのような銃乱射事件もないですし、フランスやイギリス周辺諸国のようなテロも今のところありません。

しいて言えば、2014年に若者たちが中国に対しておこなったデモがありました。が、このデモは座り込みがメインで、基本的には暴力に訴えるものではありませんでした。

香港は、日本と並ぶほど安全な国と言ってよいのではないでしょうか。

12、何をするにも近くて便利

香港はとてもコンパクトな都市です。

どこへでもすぐに行けます。

職場へも、30分以内で通っているがほとんど。

友人と会おうとなれば、連絡をして30分後には集合して飲み始めることだってできます。

帰りも、タクシーですぐに家まで帰れます(しかも安い)。

職場、ショッピング、レストラン、バー、友人宅、ジム、子どもの学校、習い事、カフェ、プール、ビーチ、全てが至近距離にあるという感じですね。

そうそう、空港へも街の中心部からたったの24分!

13、日本から近い

香港は、日本から近いです。

東京まで飛行機で4時間程度、福岡なら3時間半ほどで着きます。

香港エクスプレスJetstar(ジェットスター)なら、1万円とかで往復できるチケットもあります。

下手すると、日本の田舎から東京まで行く方が大変かも。

帰ろうと思えばすぐ帰れるのは、心理的にも心強いですね。

日本に住む家族や友人が恋しくなったら、すぐに会いに行けますよ。

まとめ:

と、香港移住の魅力はたくさんあります。

ここに書ききれなかったこともあるので、おいおい記事にしていく予定です。

香港移住という選択肢があることを知っているだけで、日本社会で疲弊してしまったときも、ちょっと心が軽くなると思います。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。