【元コンサルタントが語る】外資系コンサルファームは本当に激務なのか?

外資コンサル激務_20180529

この記事では、外資系コンサルティングファームの激務の真相について書いています。外資系コンサルという響きの格好良さから憧れを持っているものの、仕事が激務と聞き、転職をためらっていませんか?

私は、大手の外資系コンサルで働いていた経験があります。そのときのプロジェクト経験も交えながら、外資系コンサルの労働時間や仕事量について説明しています。

この記事を読んで、外資系コンサルへ転職するかしないか、決断のための判断材料のひとつにしていただければうれしいです。

激務は覚悟しておいた方がいい

外資系コンサルティングファームでの仕事は、相当の激務であると覚悟しておいたほうがよいです。

例として、私が大手外資系コンサルに勤めていた頃アサインされていたプロジェクトでの忙しさについて紹介しましょう。

クライアントによる進捗チェックが厳しい

私がたずさわっていた案件は政府系プロジェクトでした。

それは、進捗が新聞などで報道されることもあり、世間からの注目もあったプロジェクト。

毎週、クライアント側の責任者のところへ、私の上司であるプロジェクトマネージャーが進捗報告に行っていました。クライアント側責任者がとても厳しい方で、また世間の注目があったこともあり、進捗管理はとてもシビアでした。プロジェクトマネージャーがクライアントに怒鳴られているのも何度も見たことがあります。

少しの遅れも許されないプロジェクトでしたので、メンバーは皆、朝早くから夜遅くまで働いていました。クライアント情報の持ち出しは禁止されていたため、自宅での作業は許されず、仕事をするには必ずオフィスに来る必要がありました。朝6時台からメンバーがすでに仕事を始めていましたし、夜は終電時刻より遅くまで働くのが当然。帰りは毎日タクシーです。

世間では週末ムードが広がる金曜夜、どうしてもその週に終わらせなくてはいけない事項があり、夜中の3時までかかって仕上げた仕事もありました。

うつ

あまりの激務とプレッシャーに、うつ病になる人もいました。

コンサルティングファームではない他業界から移ってきた30代男性は、プロジェクトにやってきて3ヶ月くらいでうつを発症。仕事に来なくなりました。その後、彼がどうなったかは知りません。

もっと衝撃的なこともありました。他の30代の男性(当時32歳)は、それまで真面目に仕事に来ていましたが、ある時連絡もなく何日か欠勤をしました。不審に思ったチームメンバーが自宅を確認しに行ったところ、なんと彼は自殺の準備をしていたのです。幸いなことに未遂で終わりましたが、プロジェクトから受けていたプレッシャーが相当のものだったことが分かります。

接待

下っ端の私はほとんど行かないのですが、少し上になると増えてくるのがクライアントの接待。

これが意外と大変なのです。現在進行中のプロジェクトだけでなく、次につなげるための接待も数多くあるので、接待に追われることになります。

また、飲んで騒いで終わりという訳でもありません。接待終了後、メンバーたちは夜10時や11時頃に再びプロジェクトに戻ってきて仕事を再開していました。翌朝も普通に出社するのです。

激務の裏には自分の意思も

ここまで、外資系コンサルタントがどれだけの激務をこなしているかを書いてきました。
でも実は、全ての業務が一方的に押し付けられているわけではなく、ある程度は自分でコントロール可能なのです。

確かに、どれだけやっても常に仕事があるのは事実。仕事の山です。ただ、どこまでを自分がやり、どのレベルの完成度に仕上げるのか、これは自分の裁量によるところが大きいです。つまり、自分との闘いとも言えるでしょう。

コンサルタントのプライド

100%の完成度を目指すのか、99%でよしとするのか、または90%でOKなのか。

コンサルティングファームに入社直後から「クライアントファースト」を叩き込まれますが、自分はどれだけの完成度のものをクライアントに提供したいのか。

コンサルタントとしてのプライドですね。

昇進への野望

あとは、激務に耐えてでも早く昇進したいかどうかです。

シニアレベルのコンサルタントほど多くの給料がもらえます。きちんと昇進していれば、30歳になったばかりで年俸1千万円も可能です。

ワークライフバランスを取るのか、給料を取るのか。

もともと向上心が強い人が集まって来る、コンサルティング業界。プライドと昇進に関しては、自ら選んで激務の中に飛び込んでいく人が多いように感じます。

実はヒマな時もある

外資系コンサルタントの業務は果てしなく続くかというと、実際のところ、そうではありません。

コンサルタントの仕事はプロジェクト単位。つまり、プロジェクトとプロジェクトの合間に、どこにもアサインされない、奇跡の空き期間が発生する場合があるのです。

激務の日常の中に、ポカっとできた時間。クライアントオフィスではなく、自社オフィスで過ごすなんともゆったりした時間です。こんな天からの贈り物がもらえた日には、コンサルタントたちは少しでもリラックスして次のプロジェクトに向けてチャージしています。

まとめ:

この記事では、外資系コンサルティングファームが激務と言われる所以について紹介しました。コンサルタントの労働時間や仕事量の現実が分かってもらえたと思います。

どうでしょう?

あなたが、「なんとなく外資系コンサルって格好いいからやってみたいな」と思っている場合は、果たしてその激務に耐えられるか、本当に自分に向いているのか、いちど落ち着いて考えてみてはいかがでしょうか。

あなたに向いてさえいれば、外資コンサルティングファームはあなた自身を向上していくとても魅力的な舞台だと思いますよ。